「離婚したい」

妻からそう言われた瞬間のことを、今でもはっきり覚えているという方は少なくありません。

頭が真っ白になる。

何を言われたのか理解できない。

気づけばスマホで「妻 離婚したいと言われた」「離婚したくない 妻」などと検索している。

実際の相談でも、

「まさか自分が離婚を切り出されるとは思いませんでした」

という言葉をよく聞きます。

昨日まで普通に生活していた。

子どもともいつも通りだった。

だからこそ現実感がない。

しかし、その後の展開は人によって大きく変わります。

数日後に妻が実家へ帰る人もいます。

突然別居になる人もいます。

弁護士から受任通知が届く人もいます。

だからこそ、離婚を切り出された直後は焦って動く前に、一度状況を整理することが大切です。

この記事では、これまで3,000件以上の相談支援の中で見てきた経験をもとに、離婚を切り出された男性が最初に整理したいことについてお伝えします。

この記事を書いた人

利光加凪(としみつ かな)

離婚経験者。

別居・離婚・親子交流問題を中心に累計3,000件以上の相談支援を行っています。

特に、

・妻から離婚を切り出された

・突然別居された

・子どもを連れて出て行かれた

・面会交流が止まった

といったご相談を多くお受けしています。

離婚を切り出された直後は「パニック状態」になっていることが多い

相談者の方と話していると、

離婚を切り出された直後は冷静な判断ができていないことが少なくありません。

「何とかしなきゃ」

「今すぐ話し合わなきゃ」

「謝れば戻ってくれるかもしれない」

そんな気持ちになります。

実際、それは自然な反応です。

家族を失うかもしれない。

子どもに会えなくなるかもしれない。

今までの生活が壊れてしまうかもしれない。

そう考えれば不安になるのは当然です。

ただ、この時期は不安が強いからこそ判断を間違えやすい時期でもあります。

本当に怖いのは離婚そのものではないこともある

相談でよくあるのが、

「離婚したくないんです」

という言葉です。

でも話を聞いていくと、

本当に怖いものは別にあることがあります。

例えば、

子どもに会えなくなること。

家族との時間を失うこと。

一人になること。

経済的な不安。

世間体。

人によって違います。

ある男性は、

離婚そのものよりも、

「子どもに会えなくなったらどうしよう」

という恐怖が一番大きいことに相談の中で気づかれました。

自分が何を恐れているのか分からないまま動くと、その不安に振り回され続けてしまいます。

妻はいつから離婚を考えていたのか

夫側からすると突然です。

しかし妻側は違うことがあります。

実際の相談でも、

妻が何年も悩んだ末に離婚を切り出していたケースは少なくありません。

何度も伝えた。

話し合おうとした。

期待していた。

でも変わらなかった。

そう感じている場合があります。

もちろん全てのケースがそうではありません。

ただ、

夫側の

「急に言われた」

と、

妻側の

「やっと言えた」

には大きな温度差があることがあります。

まずは、その可能性があることを知っておくことが大切です。

離婚を切り出された後によく起きること

相談を受けていると、

離婚を切り出された後に次のようなことが起きるケースがあります。

妻が実家へ帰る

距離を置きたいという理由で実家へ帰るケースがあります。

別居になる

話し合いの途中で突然別居になることもあります。

子どもを連れて出て行く

父親として最もつらい出来事の一つです。

弁護士が入る

ある日突然、受任通知が届くこともあります。

離婚調停の話が出る

話し合いから法的な手続きへ進むケースもあります。

もちろん必ず起きるわけではありません。

しかし、

「まだ大丈夫だろう」

と考えていたら状況が大きく動いていたという相談は少なくありません。

話し合えば解決すると思っていた

相談でよくある誤解です。

離婚を切り出されたら、

話し合いを重ねれば理解してもらえる。

そう考える方は多いです。

しかし相手が距離を取りたい状態の場合、

話し合いそのものが負担になることがあります。

ある相談者の方は、

毎週話し合いを求めていました。

しかし、そのたびに関係は悪化していきました。

後から振り返ると、

話し合いをしたかったのではなく、

不安を解消したかったのです。

謝れば戻れると思っていた

謝罪は大切です。

しかし、

謝罪だけで関係が修復するとは限りません。

相談では、

毎日謝罪のLINEを送っていた方もいます。

それでも状況は変わりませんでした。

なぜなら、

相手が求めていたのは謝罪ではなかったからです。

長文LINEが逆効果になることもある

離婚を切り出された後、

長文LINEを送る方は少なくありません。

気持ちを伝えたい。

誤解を解きたい。

反省していることを知ってほしい。

その気持ちはよく分かります。

ただ、

受け取る側からすると、

重たさや圧力として感じられることがあります。

実際、

相談前に送ったLINEを見せてもらうと、

本人が思っている以上に相手を追い詰めているケースもあります。

自己判断が危険な理由

ネットにはたくさんの情報があります。

「連絡しない方がいい」

という記事もあります。

逆に、

「積極的に話し合うべき」

という記事もあります。

どちらが正しいのでしょうか。

実は状況によります。

連絡を控えた方がいいケースもあります。

逆に、連絡を止めすぎると関係がさらに悪くなるケースもあります。

だから難しいのです。

相談で行うのは、

一般論を伝えることではありません。

その人の状況を整理し、

今の段階に合った考え方を一緒に探していくことです。

手紙一つで変わるのは文章ではなく視点

ある男性は妻へ手紙を書いていました。

最初の手紙は、

「自分の気持ちを分かってほしい」

という内容でした。

苦しかったこと。

反省していること。

やり直したいこと。

どれも本音でした。

ただ、

相談の中で相手の立場や心理を整理していくと、

手紙の内容が変わりました。

自分が伝えたいことではなく、

相手が受け取りやすいことを考えるようになったのです。

その後、止まっていたやり取りに変化が見られるようになりました。

離婚を切り出された時に最初に整理したい3つのこと

今、何が起きているのか

感情ではなく事実を見ること。

自分は何を恐れているのか

離婚なのか。

子どもなのか。

孤独なのか。

相手はどんな状態なのか

話し合える状態なのか。

距離を取りたい状態なのか。

ここを見誤ると対応もズレてしまいます。

まとめ|答えを急ぐ前に状況を整理する

離婚を切り出されると、

すぐに答えを探したくなります。

でも実際の相談では、

答えを急いだことで状況が悪化しているケースも少なくありません。

大切なのは、

今何が起きているのかを整理することです。

自分は何に苦しんでいるのか。

相手はどんな状態なのか。

今やるべきことは何なのか。

それが見えてくると、次の一歩も見えてきます。

今の状況を整理したい方へ

離婚を切り出された直後は、

一人で考えていても同じところをぐるぐる回ってしまうことがあります。

私はこれまで別居・離婚・親子交流問題を中心に3,000件以上のご相談をお受けし

会えなかった親子が会えるようになった事例は80件以上あります。

・離婚を切り出された

・突然別居された

・子どもに会えなくなるのが怖い

・どう動けばいいか分からない

そんな方は、一度状況を整理してみませんか。

90分個別相談では、

今やるべきことと、

今はやらない方がいいことを一緒に整理しています。

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