共同親権が認められても、実際には「子どもに会えない」「連絡がうまく取れない」と悩む親御さんは少なくありません。
裁判所に頼っても、判断が出るまでに時間がかかり、子どもとの関係がさらに離れてしまうケースもあります。
この記事では、裁判所を待たずとも親として今すぐできる具体策、心理的な配慮、順番やタイミングの考え方などを、わかりやすくまとめました。
子どもに会えない共同親権の現状
共同親権は法律上、親権を双方で持つことを意味します。
しかし、実際の運用はまだはっきりせず、裁判所の判断だけに頼るのは現実的ではありません。
そのため、親として「今自分にできる行動」を整理することが大切です。
多くの親御さんは、次のような悩みを抱えています。
- 離婚後、子どもに会える頻度が少ない
- 連絡を取ると嫌な顔をされる、または無視される
- どの順番で面会や連絡を試みればいいかわからない
こうした状態で焦って行動すると、子どもとの信頼関係がさらに離れてしまうことがあります。
親が今すぐできる行動と心構え
共同親権で子どもに会えない場合に、親として意識したいポイントは以下のとおりです。
1. 連絡の方法を工夫する
無理に面会を迫るのではなく、まずは子どもや相手親が安心できる方法で接点を持つことから始めます。
たとえばメールや手紙、メッセージなど、プレッシャーを感じない方法でのコミュニケーションが有効です。
2. タイミングを意識する
連絡や面会のタイミングを少し工夫するだけで、心理的距離が縮まりやすくなります。
例えば、相手親の休日の午後や、学業や習い事のない時間帯を狙うなど、配慮が必要です。
3. 子どもの気持ちを優先する
親の都合ではなく、子どもが安心できる環境を最優先に考えましょう。
親として「会いたい気持ち」を優先して焦って動くと、逆に子どもが距離を取ってしまうことがあります。
実際の事例
ここでは、親としての工夫で関係が改善した具体例を紹介します。
ケースA(40代父親)
離婚後、子どもとの接触は半年に1回あるかないか。初めは連絡が途絶えがちでしたが、メールで日常の出来事を伝える方法に切り替え、子どもが返信しやすい工夫をしました。結果、週末の面会も安定し、親子の信頼関係が回復しました。
ケースB(30代母親)
面会交流が途切れがちでしたが、相手親の心理的配慮を意識して、安心できる行動パターンを実施。最初は小さなやり取りだけでも、徐々に連絡が取れるようになり、関係が少しずつ回復しました。
よくある失敗と注意点
親としてよかれと思って動いた結果、逆効果になることがあります。
- 連絡を頻繁にしすぎて、相手親だけでなく子どもまでもがプレッシャーを感じる
- 焦って行動した結果、相手親との関係がより悪化する
- タイミングを誤り、子どもが心を閉ざしてしまう
こうした失敗は、一度子どもとの関係がこじれると修復が難しくなるため、最初に「順番・タイミング・心理的配慮」を意識することが重要です。
心理的配慮のポイント
相手親はもちろんのこと子どもの気持ちも尊重し、安心感を与える行動が鍵です。具体的には、
- 「会いたい気持ち」を押し付けない
- 子どもの話をよく聞く姿勢を示す
- 言葉より行動で安心感を伝える
こうした配慮により、相手親も心を開きやすくなり、関係改善のきっかけを作ることができます。
まとめ:焦らず、親としてできることから始める
共同親権でも子どもに会えない状況は、親としてできることを整理するだけでも改善への一歩になります。焦らず、順番・タイミング・心理的配慮を意識することが大切です。
まずは落ち着いて、自分にできることから始めましょう。
一人で抱え続ける必要はありません
子どもに会えない悩みはとても深く、相談先も限られがちです。
私の個別相談では、
「どうすれば面会できるか」を
- 状況を整理する
- 感情と事実を分ける
- 自分の考えを言葉にする
そのプロセスを通して、一緒に組み立てていきます。
今すぐ動かなくても大丈夫です。
ただ、
一人で考え続けるのがつらくなったとき、
こういう整理の場があると知ってもらえたらと思っています。
