こんにちは!
究極の夫婦関係メソッド 夫婦カウンセラーの 利光 加凪(としみつ かな)です。
離婚についての悩みは、周囲の人に相談しても、「これだ!」という解決方法がみつかるような生易しいものではありませんよね。
周囲の人は、日々の結婚生活のある一部分だけを聞いて、「離婚したら?」と簡単に言えますが、離婚をするか、しないかで、あなたの人生は大きく変わってしまう可能性があります。
そこで今回は、
- 離婚した場合の男女別のデメリット
- デメリットから夫婦関係を修復して離婚を回避する考え直すきっかけや方法
をお伝えしていきます。
離婚のデメリット:女性の場合
離婚によるデメリットは、女性と男性とで大きく異なります。
デメリット1:お金の不安
シングルマザーの貧困が社会問題にまでなっています。
夫や子どものためにと、自分のキャリアを捨てて家庭に入り専業主婦になったり、働いていてもパートぐらいでは、離婚後の生活にお金の心配をするのは当然です。
仕事をセーブしてきた女性が、経済的に一人立ちするには、相当の時間も必要となります。
女性が子供の親権者になった場合は、離婚時に養育費をもらう取り決めをします。
しかし、離婚から10年が経つ頃には、養育費をもらっていないシングルマザーが、8割にものぼるそうです。
行政による手当などもありますが、子どもがいる場合は、決して十分な金額とは言えません。
そんなことから、お金の不安を取り除くことは難しいと言わざるをえないでしょう。
デメリット2:父親の存在がなくなってしまう
離婚によって子どもに対して、父親と一緒に暮らせない状態にしてしまったことや、父親がいない親子関係になってしまったことに申し訳ない、と思う母親はとても多いです。
わたしの場合は、元夫は、もう子供に対してすら暴力をふるっていたので、そんな父親と結婚してあなたが生まれたことに申し訳ないという気持ちが、人一倍ありました。
デメリット3:子育てと仕事をひとりで両立する大変さ
子供がいる場合は、離婚をしたのちは一人で子育てをしていくことになります。
実家に同居したり、近くにいてサポートしてもらえればよいのですが、サポートが無い場合の育児と仕事の両立は、母子家庭にはかなり大変なことです。
子供が小さいうちや、インフルエンザなどにかかろうものなら、1週間も仕事を休まなければならない可能性もあります。
職場に迷惑をかけてしまいますし、しばしば休みをとることで、職場の人との関係や、派遣やアルバイトなどでは、仕事の継続に問題が生じる可能性も出てきます。
女性が一人で子供を育てていくには、かなりの覚悟が必要です。
デメリット4:住む場所や仕事の確保が難しい
いざ離婚となっても、専業主婦の場合は、子供が小さいと余計に仕事は見つかりにくいでしょう。
すると、仕事だけではなく、住居の確保も難しくなってしまいます。
定職がないと賃貸住宅を借りられないですし、行政が斡旋してくれるような物件は、駅から大変遠いなど小さな子供がいる場合には、なかなか不便なのが実情です。
デメリット5:偏見や周囲の目が厳しい
離婚をしたことで、同僚や近所の人から根も葉もない噂をされることもあるでしょう。
何か問題が起こったときも、周囲から離婚と結び付けて見られ、「あ~、だから離婚したんだね。」と何も状況を知らない人から、言われのない陰口をたたかれることもあるかもしれません。
口に出して言われなくても、「そんな風に思われているんじゃないかな?」と勝手に被害妄想をいだいてしまう可能性もあります。
離婚した場合のデメリット:男性の場合
デメリット1:多額の財産分与や慰謝料、養育費の支払いの可能性がある
男性が離婚する場合のデメリットとして、財産分与や慰謝料、養育費の支払いが考えられます。
収入が妻よりも高い場合は、妻に対して財産分与の支払い義務が出てくることもあります。
妻が親権を持つ場合が多いので、多額の養育費を支払うケースもあるでしょう。
男性が離婚をする場合のデメリットの多くは、金銭問題です。
婚姻関係を続けていた方が、金銭面では辛くならないことも多いといえます。
財産分与は決まった金額を支払えば終わりになりますが、養育費は子供が成人するまで続きます。
デメリット2:世間体が悪くなる
男性が離婚をして、辛いと感じるのは世間体が悪いことです。
あなたが離婚をすれば、すぐにあなたの周りの人に広がっていくでしょう。
それによって、面白おかしく無責任な噂をされたり、「離婚するような人だから」とマイナスのレッテルを貼られてしまうこともありえます。
現代では減っていますが、まだまだ仕事内容や会社によっては、昇進に影響が出ている例もあります。
デメリット3:親権が取れない可能性がある
離婚にあたっては、親権を夫婦のどちらが取るかを決めなくては離婚は成立しません。
自分が子供を引き取りたいと思っていても、男性は親権が得られない可能性が高いのです。
なぜなら、裁判所は、子どもの福祉を第一優先とする考え方なので、「できるだけ子どもの成育環境は現状維持」が基本です。
そのため、普段子どものお世話をしている母親に親権を渡した方が、子どもにとって良いと判断されます。
よって、男性が親権をとれない可能が出てきます。
デメリット4:孤独感
家に帰っても、食事をするときも、休みの日も一人です。
今までは、家に帰れば電気がついていて、子どものにぎやかな声がいつもしていたという人も多いでしょう。
離婚したことで一番辛いことは、「家に帰ったときの孤独感だ」という男性も少なくありません。
デメリット5:一人で家事をやらなくてはならない
離婚によって独身に戻りますので、掃除、洗濯、料理など今まで妻に家事を任せていた場合には、自分でしなければいけないというデメリットが生じます。
家事が得意な男性なら平気でしょうが、これまで妻に任せっきりだった場合には、仕事との両立は至難の業でしょう。
デメリット6:生活にお金がかかるようになる
離婚して一人で暮らし始めてから、お金がかかるようになったと感じる人も多いようです。
結婚していたときは、夫婦二人で生活費を折半していたのですから、それも仕方ありませんよね。
このような状況になることも考慮しておかないと、養育費の支払いと重なり、離婚後の生活が苦しくなる男性も多いのです。
デメリットからみる離婚回避と夫婦関係を修復する方法
離婚には、実はこんなにたくさんのデメリットがあることがわかっていただけたと思います。
もし離婚を避けようと感じられたのなら、次に、夫婦関係を修復する方法をお伝えしていきます。
夫婦と家族の今後を話し合う
夫婦関係の修復のために、まずは、冷静に夫婦のこと、子供のこと、家族全体のことの未来へ向けた話し合いをしてみましょう。
あなたからできるだけ離婚は避けたいという思い伝えるとともに、今後お互いがどのようにしていくのかを、具体的に示していくようにしましょう。
子供の気持ちを訴える
両親の離婚を望む子どもなどいません。
子どもが今どういう気持ちでいるのか、両親にどうしてもらいたいのか、などの今の子どもの気持ちを母親のあなたから夫に説明しましょう。
子供は、両親の関係が険悪であることには薄々気が付いていて、深く傷ついていることでしょう。
案外、父親は、そういう子どもの気持ちに気が付いていないものです。
離婚のデメリットを伝える
ここまでお伝えしてきた離婚のデメリットを、夫に伝えてみてください。
離婚をすることで、どのような生活になるのか、どのような影響があるのかを、しっかり伝えてみてください。
男性は、意外と現実になるまで離婚後の自分に降りかかってくるデメリットを考えられません。
解決策が、離婚以外にないかを夫婦でしっかり話してみてださい。
円満調停で夫婦関係修復と離婚回避
夫婦二人だけでの話し合いに行き詰まりを感じてしまったら、家庭裁判所に円満調停を申し立てることもひとつの方法です。
調停委員が夫婦関係の修復のお手伝いをしてくれます。
家庭裁判所の調停は、決して離婚するときだけの場ではありません。
関係修復に向けての解決策の提示をしてもらえ、離婚するべきか悩んでいる夫婦でも利用することができます。
離婚回避については、こちらもぜひ参考にしてしてくださいね!
まとめ
今回は、
- 離婚した場合の男女別のデメリット
- 夫婦関係を修復して離婚を回避する考え直すきっかけや方法
をお伝えしました。
夫婦関係を修復させるために、何よりも大切なのは、相手に非を認めさせることではなく、二人で問題を解決することです。
ですから、自分の意見を通そうとするのは禁物です。
相手の話をしっかり聞いて、その上で自分の気持ちを穏やかに話しましょう。
どんな風に話していったらよいか具体的な方法を知りたい、うちの夫の場合はどうしたらいいんだろう?など根本原因を解決する方法がわからない方は、お気軽にご相談くださいね。
奥の手を伝授しますよ!