「面会交流を拒否されています」
この状況を誰かに説明しようとするとうまく言葉にならず、
途中で諦めてしまった経験はありませんか。
怒っているわけでも、
争いたいわけでもない。
ただ、子どもに会えない状態が続くことが、静かにつらい。
けれど周囲に話すと、
「時間が解決するよ」
「相手にも事情があるんじゃない?」
そんな言葉で片づけられてしまうことも少なくありません。
その結果、自分の気持ちをしまい込み、一人で考え続けてしまう。
この記事では、
面会交流を拒否されていると感じるときに、
何が起きているのかを整理する視点について書いています。
面会交流を拒否されていると感じて苦しくなっていませんか
約束していたはずの面会交流が、
いつの間にか実現しなくなっている。
・連絡しても返事が来ない
・理由をつけて先延ばしにされる
・子どもが嫌がっていると言われる
・話し合い自体を避けられている
こうした状況が続くと、
「自分が何か悪いことをしたのだろうか」
「もう会えないのではないか」
そんな不安が頭から離れなくなります。
怒りよりも先に、
無力感や孤独感を抱えている方も少なくありません。
面会交流を拒否されると、自分を責めてしまいやすい
面会交流を拒否されている状況では、
多くの人が、原因をすべて自分に向けてしまいます。
- 父親(母親)として失格なのか
- 過去の言動が悪かったのか
- 我慢すれば状況は変わるのか
けれど、
面会交流がうまくいかない理由は一つではありません。
あなたの人格や愛情とは、
直接関係のないところに原因があることも多いのです。
拒否されているときに整理したい3つの視点
① 拒否されているのは「あなた」か「状況」か
面会交流が拒否されているように見えても、
実際には、
- 元配偶者の感情が整理できていない
- 新しい生活リズムが安定していない
- 周囲(親族・新しいパートナー)の影響
といった、
あなた以外の事情が大きく影響していることがあります。
まずは、
「自分が否定されている」と
即断しないことが大切です。
② 子どもの言葉が、そのまま本心とは限らない
「子どもが会いたくないと言っている」
この言葉を聞くと、胸が締めつけられるような思いになります。
ただ、子どもは、
- 場の空気を読む
- 大人を困らせたくない
- どちらかを傷つけたくない
そうした理由で、
本心とは違う言葉を選ぶこともあります。
これは、
親としての価値を否定するものではありません。
③ 我慢を続けるほど、関係が良くなるとは限らない
「ここで強く出たら、もう会えなくなるかもしれない」
そう思って、言いたいことを飲み込んでいませんか。
短期的には波風が立たなくても、
我慢を続ける関係は、いずれどこかで歪みが出ます。
面会交流は、
一方だけが耐え続ける形では続きません。
面会交流は「取り戻す」ものではありません
面会交流を拒否されていると、
「どうやって会えるようにするか」
という一点に意識が集中しがちです。
けれど大切なのは、
無理のある形で取り戻すことではありません。
- どんな関係を望んでいるのか
- どこまでなら受け入れられるのか
- 子どもと、どう関わり続けたいのか
ここが整理されていないままでは、
仮に面会が再開しても、同じ苦しさを繰り返してしまいます。
判断できる状態をつくることが、最初の一歩
面会交流について、すぐに結論を出す必要はありません。
ただ、
- 自分の感情を整理する
- 状況を客観的に見る
- 選択肢を現実的に考える
この状態をつくることは、今からでも可能です。
もしも、「考えがまとまらない」「判断が止まってしまう」ようでしたら、
その背景については、こちらの記事でも整理しています。
一人で抱え続ける必要はありません
面会交流を拒否されている悩みは、理解されにくく、
相談先も限られがちです。
私の個別相談では、
「どうすれば面会できるか」を
無理に決めることはしません。
- 状況を整理する
- 感情と事実を分ける
- 自分の考えを言葉にする
そのプロセスを通して、自分で判断できる状態を目指します。
今すぐ動かなくても大丈夫です。
ただ、
一人で考え続けるのがつらくなったとき、
こういう整理の場があると知ってもらえたらと思っています。
