離婚してくれない夫の心理や理由は?離婚への説得方法についても

こんにちは!
究極の夫婦関係メソッド 夫婦カウンセラーの 利光 加凪(としみつ かな)です。

最近のご相談例でよくあるのが、「夫へ離婚を切り出したんですが、夫が応じてくれません。どうしたらいいでしょうか。」というものです。

夫の浮気やDV、性格の不一致などが原因で、このまま結婚生活を送ることが難しいと感じ、妻から夫へ離婚を切り出します。

しかし夫は、「離婚なんてありえない!」とまったく応じてくれずに困ってしまっています。

そこで今回は、

  • なぜ夫は離婚に応じてくれないのか
  • 離婚に応じない夫の心理
  • 夫と離婚したくてもなかなか応じてくれない場合の説得方法

についてお伝えしていきます。

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夫が離婚してくれない理由と心理は?

妻のほうは、これが原因でしばしば夫と喧嘩しているんだから、離婚したいと思っていても当然でしょ、と思うようなことでも、意外と夫のほうにはそこまで深刻に考えていないのか、離婚する気が全くないというケースが多いです。

そこで、まずは離婚してくれない夫は、いったいどういう理由で離婚しないといっているのか理由から見ていきます

世間体を気にしているから

これだけ離婚が増えたといっても、まだまだ離婚は世間体が悪いという考え方の方もいます。

夫からすると、離婚は体裁が悪いことと、とらえているのでしょう。

会社の人や友人から、離婚した人は何か欠点があるのではないかと思われることを恐れている場合もあります。

離婚の原因について、いろいろ聞かれたり、詮索されることが嫌だという方もいます。

世間体を守るためであれば、愛情がなかったり、喧嘩がたえない生活であっても続けていくほうがまだよいと考えているのでしょうね。

妻に愛情がありやり直せると思っているから

夫は妻に対して愛情があるので、妻に離婚したいと言われても、愛情があるから別れたくないのです。

離婚して、妻が他の男性にとられてしまうのも嫌なのでしょう。

そして、こんなに自分は妻が好きなのだから、「まだやり直せる」「少し時間が経ては妻の気持ちが元に戻るだろう」と思っている、のんびり屋さんの夫も多いものです。

さらに、離婚したいと言われても、どうにかして関係を修復したいと考えますし、やり直せる自信もあるようです。

しかし男性より女性のほうが、一度決めたことを撤回しないことは多いようです。

妻に負けたくないから

夫の中には、離婚したいと言ってきた妻に同意することは、自分が負けたことになるととらえて頑なに離婚を拒否する人がいます。

決して妻に愛情があるわけではなくても、とにかく妻に負けたくないので、意地になり離婚を拒むのです。

この事例に多いのは、DVやモラハラが原因の夫です。

自分よりも下に見ている妻から離婚を切り出されたことが気に入らないのですね。

妻の言う通りに離婚することは、自分が負けた気分になり、プライドが許さないようです。

子供と会えなくなってしまう心配があるから

離婚したとき、子どもが幼ければ幼いほど、親権は母親が持つことが多いです。

離婚により親権を失った父親は子どもと一緒に暮らせなくなり、会おうとしてもなかなか会わせてもらえないという状況が考えられます。

子どもと離れるのだけは嫌だ、子どもと離れるくらいなら、妻と愛情がない生活でも離婚せずに暮らしていきたいと言って、離婚に応じないケースもあります。

離婚で妻に財産分与したくないから

離婚をするときは、夫婦で築いた財産を分けなくてはなりません。

夫婦ごとに経済状況は異なりますが、まだまだ夫のほうが経済力がある夫婦が多いので、夫は離婚を言いだした妻に財産を渡すことが多いです。

これが悔しくて離婚したくないという夫もいます。

夫が離婚してくれないときの説得方法

では、どのようにすれば夫は離婚に応じてくれるのでしょうか。
離婚してくれない夫を説得する方法をご紹介します。

離婚するための離婚原因を集める

離婚の原因が夫からのDVや浮気、金銭的な問題の場合は、証拠を集めましょう。

その離婚原因の事実と、その証拠の記録し、いままで記録していなかった場合は、今後は残しておくようにしましょう。

これは離婚を説得するためだけでなく、離婚する説得ができずに調停になる際にも役立ちます。

離婚の意思の本気度を伝える

夫に離婚の話をする時は、離婚への本気度をしっかり伝えましょう。

離婚の話し合いをする時は、どうして離婚したいのか、そしてこの先結婚生活を続ける意思はないこと、やり直せる可能性は0だということをしっかり夫に話します。

この時、別れた後の自分の生活プランなど具体的な話もまじえると、より本気度が伝わります。

子どもがいる場合は、経済的なことや住む場所、父母の手助けなどがあることなど、夫がいなくても子育てができる環境が整っていることも説明しましょう。

あなたの本気度を理解してくれないのであれば、離婚調停を視野に入れていることも最後に伝えます。

離婚ではなく別居を求める

夫が離婚してくれないのであれば、一時的に別居することを提案してみましょう。

お互い冷静になるために、離れることが必要だと伝えるのです。

離婚の話をしてからだと、別居をすることへのハードルが低くなるので、意外と夫も承知してくれます。

離婚したくないと意固地になっている夫も、別居生活に慣れれば離婚についても前向きに考えられるかもしれませんよ。

さらに、別居期間が長引くことで、夫婦の実態が失われていることを表せます。

裁判になった際にも、「婚姻が継続し難い理由」になるので、離婚理由として成立するというメリットもあります。

家庭裁判所での離婚調停をする

離婚してくれない夫を自力で説得することが難しいのであれば、第三者の力を借りることも必要です。

離婚調停を検討しましょう。

離婚調停とは、当事者同士で話し合うのではなく、家庭裁判所の調停委員が間に入って離婚についての話し合いができます。

離婚調停で夫が離婚に同意してくれれば、裁判のように法律で認められた離婚理由がなくても離婚できます。

離婚調停では、調停委員と夫、調停委員と妻、と別々に話をするので、夫と顔を合わせる必要がないので、夫からDVを受けていて話し合いができない場合にもいいでしょう。

しかし、離婚調停をしても夫が離婚に応じなければ、裁判のように強制力はありませんから離婚はできません。

これを防ぐためにも、調停の前に離婚の話が進展しやすくするために、調停委員に味方になってもらえる方法や離婚条件などについて、カウンセリングを受けることも、一度検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、

  • なぜ夫は離婚に応じてくれないのか
  • 離婚に応じない夫の心理
  • 夫と離婚したくてもなかなか応じてくれない場合の説得方法

についてお伝えしました。

ここまでお伝えしてきたことを実践したことで、頑なに離婚に応じない夫から離婚の合意を得ることができた方もいます。

究極の夫婦カウンセリングでは、離婚に悩む方の心に寄り添い、どんなご事情でも親身にお話を伺います。

ご紹介した以外にも方法は多数ありますので、離婚の同意を得られずに困っている方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

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